OAB大分朝日放送

日本三大疎水の父 南一郎平物語

南 一郎平は、宇佐市金屋に生まれ、これまで誰もが成しえなかった広瀬井路を、宇佐市院内町の取水口から駅館川東岸の台地に、約17kmもの水路を苦難の末完成させた、“疎水事業の父”と呼ばれた郷土の偉人です。
南 一郎平は、宇佐市金屋に生まれ、これまで誰もが成しえなかった広瀬井路を、宇佐市院内町の取水口から駅館川東岸の台地に、約17kmもの水路を苦難の末完成させました。
広瀬井路完成後は、安積(あさか)・那須(なす)・琵琶湖(びわこ)といった日本三大疎水と言われる工事に関わり、“疎水事業の父”と呼ばれた郷土の偉人です。

この水路の完成により地域一帯が豊かな水田地帯へと変わり、いまなお広瀬井路を流れる水は大切に利用されています。
また宇佐市は、2013年5月に「国東半島宇佐地域世界農業遺産」に、2021年11月には「世界かんがい施設遺産」として世界遺産に登録されています。

2021年世界かんがい施設遺産認定

番組では、計画から120年の歳月と5度の挑戦を経て、1870(明治3)年に完成を迎えた広瀬井路の特徴を紹介。山体を貫通する隧道(ずいどう)、石橋の水路橋、逆サイフォン水路をはじめとする様々な工法についても取り上げます。

さらに、宇佐市にゆかりのある女優・賀来千香子さんからのメッセージもご紹介。お楽しみに!

広瀬井路 高森分水