大分朝日放送開局15周年記念事業 OAB地球温暖化防止プロジェクト
そらぽの木
みんなの植樹活動しんぶん第16号『杵築市立北杵築小学校 6年生』ほかの活動はここから見られます!!
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みどりの授業
「北杵築小学校」は、大分空港道路の杵築インターチェンジから車で10分の所にあります。学校の歴史は古く(今年創立100周年)、校庭のまわりにはクスノキやメタセコイヤ、スギなどの大木がそびえていました。
 当日の天気は晴れ、10月中旬の陽射しとしては暑いくらいでした。参加した6年生12名が、保護者の方やそらぽが見守る中、ケヤキとヤマボウシの2本を記念植樹しました。植樹への想いを聞いてみると、「いつまでもこの仲間たちと仲良くできるように。」「木のようにでっかくなりたい。」などでした。
  その後は木陰に移動し、地球温暖化と木の働きについて話をしました。太陽の熱と地球を取り巻く温室効果ガスである二酸化炭素等のおかげで快適な温度となる反面、もしこのガスがなかったら地球はマイナス18℃の冷たい星になること。そして、ここ100年間の二酸化炭素濃度は高くなっており、地球は温暖化傾向にあること(大分市はここ100年で1.7℃平均気温が上昇)。原因は、車や火力発電等による化石燃料の大量消費にあること、木は二酸化炭素を吸収して温暖化を防止できることなど。さすがは6年生、理解してくれたようでした。
 この後、恒例の草木の匂い嗅ぎ。一番人気はレモングラス(ハーブ)でしたが、みんな楽しそうに体験してくれました。また、「日本人として知っておきたい木30種」の木片見本では手に取り、「これ知ってる!」「この模様おもしろい!」など、みんな興味深そうでした。(三ヶ田)
  
こんな木を植えたよ  今回植えたのはニレ科のケヤキとミズキ科のヤマボウシ。
 ケヤキの名の由来は「けやけし木(優れた木)」の意味で、堅くて耐久性があることから材料として優れ、大分県内でも古くから社寺仏閣に良く使われています。竹ぼうきを逆さに立てたような樹形で、公園や街路樹でよく見かけます。特に生命力が強く、大木となります。
 ヤマボウシは、春に白い花をつけますが、白いのは花びらではなく「ほう」と呼ばれ、花は「ほう」の中心にあり、イチゴと同じように集合果です。実はサクランボが逆立ちしたような状態でつき、熟せば食べられます。赤い紅葉も美しく、花、実、紅葉と3度楽しめます。
 どちらの木も落葉樹なので、葉が展開している春から秋、雨が少ないときに様子を見て水やりをお願いします。(三ヶ田)
〔植樹した木〕ケヤキとヤマボウシ
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