大分朝日放送開局15周年記念事業 OAB地球温暖化防止プロジェクト
そらぽの木
みんなの植樹活動しんぶん第12号『めぐみ福祉会しろばと保育園 ほし組・つき組』ほかの活動はここから見られます!!
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みどりの授業
今回、緑の授業を行った「しろばと保育園(宇佐市安心院町)」は、由布岳の北側、のどかな田園風景が広がる川沿いのお寺の境内にありました。保育園には、0歳から5歳までの園児が通っているそうですが、緑の授業には3歳から5歳の園児が参加してくれました。「そらぽの木植樹」が始まってから最年少の園児が対象のため、どんな展開になるのか心配でしたが、みんなとても行儀よく話を聞いてくれました。
記念植樹は、園児たちが食べられる実のなる木が良いとのことで、少し大きな「ヤマグワ」を園の道向かいにある畑に仲良く交代で植えました。もう、実が付いていたから今年さっそく食べられるといいなぁ。
緑の授業では、園の庭で採ったサクラの葉を見ながら、なぜ端が欠けたかをみんなで考えました。そして、「虫が食べたのなら、食べられないためにはどうしたらいいかな。」「木にトゲや匂いがあるのは虫に食べられないため。」そんな話をして、いっしょにいろんな木やハーブの香りをかいでみました。
また、オオイタサンショウウオの幼生とオタマジャクシもさわりながら観察をしました。いろんな動物や虫たちが住んでいる森はおいしい水を作ってくれるし、木材や紙の材料になる木がたくさんあるところなので、大切にしてくださいとお願いしましたが、みんな話しを良く聞いてくれたのでほっとしました。(三ヶ田)
こんな木を植えたよ  今回植えたのはクワ科の「ヤマグワ」。クワ(マグワ)は昔、シルク(絹)を採るために、カイコの餌として大分県でもたくさん植えられていました。今では、カイコの餌としての桑畑をほとんど見なくなってしまいましたが、その名残りをたまに見かけます。
 ヤマグワは昔から日本の山に自生する木で、6〜7月に、1〜1.5センチメートルの細長い実(イチゴと同じように小さな実が集まった集合果)を付け、やがて赤く色づき、さらに黒紫色になったら生で食べられます。これでおいしいジャムも出来ます。でも、こっそり食べたら、舌が紫色になるのですぐに食べたことがわかっちゃうよ。(三ヶ田)
〔植樹した木〕ヤマグワ 1本
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