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今回の緑の授業は、国東町の海岸の近くにある富来小学校で行いました。学校はグラウンド改修をしたばかりで、ちょうどその検査が行われていました。とても広いグラウンドと隣接する駐車場との境付近に、卒業を控えた6年生24人がハナミズキ(ピンクの花)を植えました。6年生なので、穴掘り、植穴までの運搬、そして埋め戻しとスムーズに出来ました。
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続いて、屋内の部屋でみどりの授業を行いました。部屋に入って驚いたのは、いすの上にノートと筆記具が用意されていたこと。皆さん、聴く気満々です。そこで、まず、森林インストラクターの加賀さんが、森を造る話をしました。加賀さんは、長い間、電力会社の森林を造成・管理してきた経験から、湯布院町周辺の原野に森を造ってきた体験談を話しました。
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次に、私から木の実(種)の話をしました。ふわふわ飛ぶ種やヘリコプターのように羽をクルクル回しながら飛ぶ種、また、赤、黄、青、黒などいろんな色の実を、みんなはくいいるように見てくれました。それから、みんなが住んでいる国東の山で今、何が起こっているのか?実はシカが増えて、森の下草などを食べ尽くしたところがあり、下草がなくなると水を蓄えたり、土砂が流れ出るのを防ぐなどといった森林の働きが弱くなる話をしました。最近シカを見た人がいるか尋ねると、多くの人が家の近所で見たと言ったのでとても驚きました。
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それから、恒例の様々な草木の香りを嗅いでもらいましたが、ヒノキやクスノキの仲間の香りを気にいってもらえたので、私としては大変嬉しかったです。
終始、みんなが熱心に話を聞いてくれたので、とても嬉しかったし、また、熱心に聞く態度に感心しました。(三ヶ田)
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今回も、そらぽの木の植樹で人気の高い「ハナミズキ」を植えました。ハナミズキは今から約100年前、日本がサクラの苗を送ったお礼に、アメリカから送られてきたものです。大分でも、街路樹や庭などで良く目にするようになりました。夏の乾燥に弱いので、雨があまり降らないときは、時々、みんなで水やりをお願いします。(三ヶ田) |
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