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2018年10月13日 バックナンバー

おおいた“旬”BOX【日田市 チンゲン菜】

県内の旬の食材や情報を紹介する旬BOXのコーナー。
今回は日田市で旬をむかえる“チンゲン菜”を紹介。

担担麺やフカヒレのあんかけといった中華料理に添えられているというイメージが強いチンゲン菜だが、アクがなく火を通しても彩りがよいため和食にも洋食にもマッチする万能食材!

そこで今回はチンゲン菜を熟知する生産者のもとを訪ね“チンゲン菜を主役にしたレシピ”を教えてもらう。

おおいた“旬”BOX【日田市 チンゲン菜】


中国原産であるためイメージはわかないが、日田市では1970年代ごろから産地化が進み、現在でも唯一県内で精力的にチンゲン菜を出荷している。またハウス栽培で通年出回るため旬の感覚にも乏しいが、秋から冬にかけてが最盛期!

 

おおいた“旬”BOX【日田市 チンゲン菜】
まず森竹リポーターが訪れたのは、日田市中心地にある元氣の駅。
地元食材やその加工品を豊富に取り揃える地元民の台所だ。

元氣の駅
大分県日田市中ノ島35-1
0973-25-5255

ここでチンゲン菜を発見した森竹リポーターは生産者のもとを訪ねる。
おおいた“旬”BOX【日田市 チンゲン菜】

今回、料理を教えてくださるのは、日田市で15年間チンゲン菜の栽培をしている左原さんご夫婦。
チンゲン菜は夏と冬で生育スピードが違い、夏は定植から20日間で収穫に至るが、旬の秋から冬にかけては倍の40日を要する。倍の時間をかけるからこそ、じっくりと養分をためこみ食感も肉厚になるという。
チンゲン菜は温度管理が重要だということで、ハウス内にはさまざまな工夫が見られた。
おおいた“旬”BOX【日田市 チンゲン菜】


【レシピ①】チンゲン菜のごまみそ和え

●材料
チンゲン菜、塩、味噌、砂糖、ごま

●行程
(1)チンゲン菜の根本を四つ割になるよう十字に切り込みをいれ、
  塩を少量くわえた熱湯につける。
  この時、まずは根本だけを茹で、その後全体を炒めるようにすると、
  茹であがりのバランスがよい。

(2)すり鉢に味噌・砂糖・ごまを加えてよく擦り馴染ませる。

(3)茹であがったチンゲン菜を引き揚げ水気をとる。
  好みの大きさに切り、ごまみそと和えたら完成。


左原家でもよく食されている一品。
ほうれん草などと見た目が似ているため既視感があるものの、
ひとたび味わえば虜になる上品な料理。
アクのなチンゲン菜だからこそ、ごまみそとの合性がよく、シャキシャキ感も十分に残るためクセになる。
カボスを絞れば日本酒のアテにもばっちりだ。

 

おおいた“旬”BOX【日田市 チンゲン菜】
【レシピ②】チンゲン菜と新しょうが炒め

●材料
チンゲン菜、新生姜、オイスターソース、酒、塩、こしょう

●行程
(1)チンゲン菜を好みの大きさに切り、油をひいたフライパンにいれる。
  水を加え、チンゲン菜がしんなりするまで炒める。

(2)新生姜を千切りに刻み、フライパンで炒める。
  火が通ったら先ほどのチンゲン菜を加え、
  オイスターソース、酒、塩、こしょうを合わせたソースを絡める。

今が時期の新生姜を加えることで旬を感じる一品。
アクのないチンゲン菜だからこそ、新生姜の香りが引き立つ。
ソースとの合性もバツグンで、まさにチンゲン菜が主役のレシピだ。
おおいた“旬”BOX【日田市 チンゲン菜】


【レシピ③】チンゲン菜鍋

●材料
チンゲン菜、豆腐、いりこダシ

●行程
(1)一度茹でたチンゲン菜(レシピ①参照)を鍋に寝かせ、
  中心に豆腐を置き、いりこだしを加えて煮るだけ。

ポン酢などと合わせて食べる。
非常に簡単ながらにクセになる料理。
冬にむけて重宝すること間違いない。
また、この他にも一般的な鍋の具材を入れても良いだろう。

和え物、炒め物、鍋と幅広い用途にマッチするチンゲン菜は、
一般家庭でも手軽につかえる野菜だ。
またほうれん草や小松菜と違いクセがないのが特徴であるため、
野菜嫌いのお子さんでも食べられる。
ぜひ、この冬挑戦していただきたい食材だ。
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