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2010.06.05放送
歴史群像~描かれた肖像~

 宇佐市にある県立歴史博物館では、現在、県内に残された江戸時代の肖像画を展示する企画展が開催されています。写真が存在しなかった時代、人の姿を記録するために描かれた、肖像画。県内にも、武将や僧侶などを描いたものが今も数多く残されていますが、なぜ肖像画は描かれたのでしょうか?そこには、ある意外な理由が隠されていたのです。

 今回最初に紹介して頂いたのは、武将たちの姿。徳川家康、武田信玄、上杉謙信とその家来たちが表情豊かに描かれています。江戸時代、庶民の間にも軍記物が人気を呼び、それを背景に描かれたものとみられています。武士の縦社会や秩序ある関係は当時の模範であり、親が子へ主従関係を教えるためのテキストのような役割を果たしていたそうです。

 また、ある商家に残されていたのは、六曲一双の屏風に、何と72人の武将達が。これは元々鎌倉時代以後の歴史上の武将達を説明した画帳として作られたものを、バラして屏風に貼ったものと思われます。圧巻の大きさでした~。

 また、「寛永の三輔」と呼ばれ、家臣の鏡として称えられた人物の肖像画も展示されていました。徳川家光のお世話役として仕えた土井利勝・酒井忠世・青山忠俊の3人を、それぞれの性格やエピソードに基づいて描いています。

 続いては、世界で初めて麻酔薬を使い、乳がんの摘出手術を行った、華岡青洲(はなおかせいしゅう)の肖像画です。華岡の元には全国から弟子が集まり、華岡流医塾を開いていて、その修行が終わったあと、弟子に免許の証としてこの肖像画が与えられました。

 そして、江戸時代のヒーローやアイドルたちの姿も描かれていました。現代でいうブロマイドのようなものです。宝川石五郎という大きな身体のお相撲さんは、ペリーが黒船でやってきた際、幕府が与えた200俵の米俵を何と一気に8俵もの米俵を担いで積み込んだとか!?また、吉原ににいた花紫という女性は、遊女の中でも太夫(たゆう)という最高位で、2人の若い女性を従えて花魁道中する様子が描かれていました。いつの時代も「憧れの人の姿を見ていたい」という想いは変わらないんですね。

 また、中津市の自性寺の歴代僧侶を描いた肖像画も。「頂像(ちんぞう)」といって、こちらも弟子に免許皆伝の意味を込めて描かれたものです。それぞれのお坊さんの特徴を捉え色鮮やかに表現されていました。

 あるイメージのもとで僧侶の姿を表したものも。1400年前に中国にいたとされる善導というお坊さんと、900年前に実在した法然の2人が、一枚の絵に描かれています。しかも善導さんの身体が下から金色に変わっていく様子が、まさに“イメージ”ですよね。

 江戸時代に描かれた肖像画の数々。人の姿を描き表現することに様々な意味があったことや、肖像画を残すことが今以上に重要だったんだなということを感じました。