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2013.02.16放送
佐賀関まちあるき

 豊後水道と瀬戸内海を分ける、豊予海峡。2つの海流がぶつかり合い流れの速いこの海峡は、「早吸の瀬戸」と呼ばれ、好漁場として知られています。今週は、大分市佐賀関を散策しながら、その魅力に迫ります!

 今回は、佐賀関名所ガイドの越さんに案内して頂きました。きれいな海に囲まれた佐賀関は、昔から海とは深い関わりがあります。最初に訪れたのは、「早吸日女(はやすひめ)神社」。罪や汚れを祓う神社として地元で親しまれていますが、ここには海の神様がいるんだとか。早速神殿に向かっていくと、そこにはタコが描かれた絵が!窓や柱にたくさん貼られていて、不思議な光景が広がっていました。

 こちらの神社は、紀元前667年、神武天皇が即位前に日向から大和へと船で向かっていたところ、このあたりの波が荒く通れずにいました。すると、海底で剣を持った大タコが海流を操っていて、剣を取り上げると波は穏やかになりました。その剣をここに祀り、神の一族であったタコを食べないという決まりを作ったのだそうです。一定期間「タコ絶ち」をすると願い事が叶うそうで、ちなみに神職の皆さんは食べたことがないんだとか。

 続いて訪れたのは、100年以上に渡ってサザエの缶詰を作り続けてきた「太田缶詰」。江戸時代から魚介類の加工業を営んでいて、洋館風の建物は明治39年に造られました。サザエの殻で貝ボタンなども作っていて、当時は多くの従業員がいたそうです。早速、自慢の缶詰を頂いてみると…大ぶりのサザエは歯ごたえが良く、甘辛い味付けが何とも食欲をそそります。タレは創業当時から変わらない、秘伝のものなんだそうです。

 そして、越さんと海岸を歩いていると、何やら作業をしている人達が。特産のクロメを巻いているんですね!佐賀関沖の高島周辺でその日の朝採れたばかりのクロメを、皆さん慣れた手つきで棒状に巻いていきます。海から冷たい風が吹くこの時期、作業をするのは大変そうです。ツヤツヤしていてキレイなクロメ。今がちょうど旬です。

 そのクロメを頂こうと、「道の駅さがのせき」に行ってきました。「クロメ汁」は、トロトロしていて粘り気とともに磯の香りが広がります。くせもなく、また味噌汁に入っていることでとてもコクが出るんだとか。この季節にぜひ食べてみて下さい!

 また、道の駅では「椿油」も発見しました。2年前に開発され、人気の商品です。実は椿は旧佐賀関町の町花で、至る所にツバキが育っています。その種を地元の人に拾って持ってきてもらい、それを一つ一つ潰して油を抽出するという手作りの椿油です。2本作るのに4時間をかけるそうです。とろみがあって伸びが良く、さらっとした手触りでした♪

 海にまつわる歴史や速吸瀬戸で育まれた海の幸を味わうことができる佐賀関。皆さんも散策しながらその魅力を堪能してみてはいかがですか?