19:52 更新
子どもの難病についての事業を装って、大分県などから合わせて4500万円をだまし取ったとして罪に問われている男に、大分地裁は懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、大阪府の元会社役員、木許宣明被告(51)と元社長の毛利隼斗被告(40)は、医療情報を病院などに提供する「子ども難病ナビ」というサービスを運用しているように装い、大分県や投資会社から合わせて4500万円をだまし取った詐欺の罪などに問われています。
13日に開かれた裁判で、辛島靖崇裁判長は「被害総額が4500万円と多額な上に手口が巧妙で悪質」として、木許被告に懲役4年の実刑判決を。
毛利被告については懲役3年執行猶予5年を言い渡しました。
大分県は、補助金など1500万円をだまし取られていて、現在約670万円は回収していますが「残りについても引き続き回収に努める」としています。