20:21 更新
特殊詐欺被害、5000万円を超えました。
大分県警によりますと25日、県内に住む女性に、警察官を名乗る複数の男から「マネーロンダリング事件で動いた金、1000億円の中にあなた名義のキャッシュカードがあった。口座を調べる必要がある」などと電話があり、ビデオ通話で警察手帳の映像が送られてきました。
その後、検事をかたる人物からLINEで電話がかかり「逮捕状が出ている。あなたの口座のお金を調べる必要があるので指定する口座に送って下さい」などと指示され逮捕状の画像も送られてきました。
女性は10回にわたり、合わせて5133万円を指定された口座に振り込みました。
高額な振り込みが続いて不審に思い警察に連絡して被害に気付きました。
特殊詐欺事件では2024年、大分県内で最大の被害額です。
警察は「警察官や検事がLINEでビデオ通話をすることや現金を振り込むよう指示することはない」と注意を呼び掛けています。