伝統文化を大切に守ってきた”じいじ”と､地区の宝である孫娘たちが大自然で豊かに暮らす一年です｡

◇番組内容1
飯田市上村｢下栗の里｣は､南ｱﾙﾌﾟｽを望む標高800～1000mの急斜面にあり､｢日本のﾁﾛﾙ｣と呼ばれています｡山深い“陸の孤島”では､伝統芸能も400年もの間ほぼ形を変えずに受け継がれてきました｡そんな地区で暮らすのは78歳の熊谷清登(きよと)さん｡今れも育ちも下栗｡清登さんは､妻と息子､それに小学5､6年生の2人の孫と暮らしています｡

◇番組内容2
孫娘は真由美ちゃん(12)と愛海ちゃん(10)｢夢は東京で美容師になること｣と話す真由美ちゃんに清登さんは｢下栗の隅から隅まで見せてあげたい｣と自転車を用意します｡ここで暮らす間に下栗でたくさんの思い出を作ってあげようと孫娘たちを自転車探検に連れ出しますが､子どもたちの反応は今ひとつ…｡しかし､ある出来事をきっかけに､孫娘たちの心境が変化していきます｡

◇番組内容3
下栗の代表的な伝統行事には､神様を湯でもてなすという冬の｢霜月祭り｣と雨乞いを願う夏の｢掛け踊り｣があります｡その祭りには子どもたちが参加し､踊りを披露するのが習わしです｡祭りを指揮する清登さん､この祭りを子どもたちに引き継ぎたい､下栗を忘れずにいてほしい､年を重ねるごとにそうした思いが強くなっています｡天空の里で暮らす家族の四季を美しい映像で綴ります｡

◇出演者
ﾅﾚｰﾀｰ:渡辺満里奈

◇制作著作
長野朝日放送