大分朝日放送開局15周年記念事業 OAB地球温暖化防止プロジェクト
そらぽの木
みんなの植樹活動しんぶん第24号『富来保育園』ほかの活動はここから見られます!!
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みどりの授業
 今回、緑の授業を行った「富来保育園」は、国東半島の先端、国東市役所から4kmほど北に位置する富来の町並の中にありました。すぐ近くは海。今年は保育園創立70周年だそうです。おめでとうございます。
 さて、当日の天候はくもり、天気予報では雨でしたが、朝方少し降っただけのようでした。ずいぶん雨が降っていなかったので、植樹にはちょっと降ってくれた方が良かったぐらいです。今日は、3,4,5歳児の虹組、空組、月組のお友達24人全員が参加して、「ウバメガシ」を植えました。ウバメガシはドングリの木の仲間で、2年かけて実を付けますが、2年目の青いドングリが付いていました。植樹をした場所は、園から50mぐらい離れた駐車場の一角で、元造船所跡らしく、とても硬い土でした。でも、潮風や荒れ地に強いウバメガシなら元気に生長してくれるでしょう。途中、「そらぽ」が登場したらみんな植樹どころではなくなりましたが、がんばって最後まで作業をしてくれました。
 緑の授業は保育園に戻り、村島アナの絵本の朗読を聞いた後、いつものようにまずは山のことについて、知っている木の名前や動物の名前を尋ねてみました。ここは海の近くだから、いつもより知っている木や動物の名前が少し少なかったかな。そして、今日はもう秋が近いので、木の実の話を中心にしました。クリ、トチノキ、クルミ、ツバキなどの実をみんなの目の前で割ると、中から何が出てくるんだろうとみんな興味津々で、友達を押しのけながら身を乗り出して見入っていました。特に、クリのイガはさわったことがない子もいたので、チクチクするトゲの先を体験してもらいました。恒例の草木の匂いかぎではみんな鼻を近づけ、「いい香り」といって楽しんでくれたようでした。1番人気はレモングラス、それからカボスも人気がありました。
 その後、スズムシを見て、最後に「ヒノキ」で作った木片(積み木)をみんなにプレゼントしました。みんな「ヒノキ」の匂いは「いい香り」と言ってくれたので、ひと安心。大きくなったら、ヒノキやスギの家に住んでくれると良いな。(三ヶ田)
こんな木を植えたよ
 今回植えたのは、そらぽの木では初めてとなるバラ科コナラ属の「ウバメガシ」。海辺の町なので、潮風に強いことが第一条件。そしてあまり大きくならないというのが第二条件でした。病気に強く、ほとんど手入れはいらないと思います。堅い木で、ガラスにも傷が付くほどといわれています。炭の中でもっとも高級な「備長炭」はこの木を焼いて作ります。強い木だけど、あまり雨が降らないときは水をあげてください。(三ヶ田)
〔植樹した木〕ハナミズキ 1本
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