大分朝日放送開局15周年記念事業 OAB地球温暖化防止プロジェクト
そらぽの木
みんなの植樹活動しんぶん第22号『ひだまり保育園 ひまわり組』ほかの活動はここから見られます!!
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みどりの授業
 今回、緑の授業を行った「ひだまり保育園」は、大分市の「大分銀行ドーム」の北東、乙津川近くの住宅や田畑が入り組んだところにあります。今年の1月に開園したとのことで、園児数は現在二十数名、今も増加中のようです。園庭はコンパクトで、1.5mほどのイロハモミジが唯一の緑(樹木)です。緑の仲間を増やすために、今日は張り切って植樹をしなくちゃ。
 ところが、当日の天候は今回もあいにくの雨。天気予報では回復するとのことで、前もって張ってもらったテントの中で雨が止むのを待ちましたが、止むどころか風も出て雨脚も強まってくる始末。これでは園児たちが大変、と言うわけで、今日は順番を入れ替えて、先に屋内で緑の授業をすることにしました。
 緑の授業では、保育園児が相手なので、いつものように、まずは山のことについて、知っている木の名前や動物の名前を尋ねてみました。しかし、今回はみんなから元気な声があまり聞こえてきません。ドングリの芽生えやオオイタサンショウウオの赤ちゃん、オタマジャクシなどは本物を見てもらいましたが、珍しそうに見るものの、子供のすごいパワーがまだ不発です。恒例の草木の臭いかぎもしましたが、やはり反応は今ひとつ。今日の園児たちは手ごわいぞ。
 見る、においを嗅ぐ、がだめなら、さわってもらうしかない、ということで、4つのグループに分かれて、それぞれ紙のお皿にサンショウウオとオタマジャクシを1匹づついれて、優しくさわってもらいながら、名前を考えてもらいました。すると、ようやく子供らしい反応(元気パワー)が出てきたので一安心。
 そうこうしているうちに、外の雨も上がり、園児たちに交替で穴を掘ってもらい、サクラ(ソメイヨシノ)を植えました。(三ヶ田)
こんな木を植えたよ
 今回植えたのはバラ科サクラ属のサクラ(ソメイヨシノ)で、そらぽの木・植樹活動では初登場です。日本を代表する木で、多くの学校に植えられており、これまではリクエストがありませんでしたが、ひだまり保育園は新設のため、選ばれたようです。
 ソメイヨシノは、江戸時代末期に江戸染井村でエドヒガンとオオシマザクラをかけ合わせて作られ、吉野桜として売り出されました。後にソメイヨシノ(染井吉野)と正式に命名されました。日当たり、水はけが良く、肥沃な土壌を好みます。「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」と言われるように、サクラは切り口から雑菌が入り腐れやすいため、剪定は控えます。どうしても切る場合は、切り口に殺菌剤を塗布します。また、人為的に作られた品種のため、「てんぐす病」にも弱く、発生したら切り取って焼却して下さい。
 早く花が楽しめるようになると良いね。(三ヶ田)
〔植樹した木〕さくら 1本
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