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おおいた情報大事典バックナンバー

2011.01.15放送
おおいたのものづくり~桧曲輪・陶磁器・杉オブジェ~

 大分で培われてきた「ものづくり文化」。今週は、伝統を受け継ぐ工芸品や、新進気鋭の作家による陶磁器や杉のオブジェをご紹介します!

 まずは、杵築市にある「萬力屋」にやって来ました。明治10年に創業して以来、「桧曲輪(ひのきまげわ)」と呼ばれる製品を作り続けてきました。

 曲輪とは、木の板を丸めて作ったもので、ふるいや裏ごし器、蒸籠などがあります。手作業で丁寧に作られる萬力屋の桧曲輪は、140年近くに渡って受け継がれてきた職人の技が光る一品です。
 現在3代で店を営む、岡本さん一家。桧曲輪の職人が全国的にも少なくなる中、その伝統の技は世代を超えて受け継がれています。この日は中華蒸籠を作っていらっしゃいました。

 丸く加工した桧の板を万力で固定し、合わせ目に空けた穴に桜の皮を縫うように通していきます。萬力屋さんで作った蒸籠で調理をすると、中の料理の水分を適度に飛ばしてくれ、外はさっぱり、中はふっくらと仕上がるそうです。

 桧曲輪の特徴は、何と言っても物持ちがいい!この日、使い初めて43年目になる製品を修理に持ってこられた方がいらっしゃったそうです。地道にいい仕事をしていくこととお客さんとの信頼関係があっての商売だと、4代目の秀昭さんはおっしゃっていました。

 5代目の浩明さんは、去年大分に帰って来て家業を継ぐことを決意。いま、祖父で3代目の正人さんと、父・秀昭さんから技を受け継ごうと奮闘中です。一つ一つ出来上がりが違う桧曲輪は、個性と木のぬくもりに溢れていました。

 続いて、同じ杵築市にある陶芸工房「ワカコ・セラミックス」へ。若手陶芸家の坂本和歌子さんが作る陶磁器です。白を使った作品が多いのは、デザインを見て欲しいから、とのこと。シンプルながらも温かい優しさが感じられ、見ているだけで幸せな気持ちになれる器ばかりです。思わず品定めに没頭しちゃいました(^-^)♪

 ティーポットは、まるでアラジンの魔人が出てきそうなポップな形で、とても軽い!さらにティーカップは厚さが1ミリほどしかなくて驚いたのですが、使いやすさを考えたデザインになっているとか。器を通して多くの人と出会うのが坂本さんの夢だそうです。

 最後に、大分市に住む造形作家・有馬晋平さんの工房へ。並べられていたのは、杉を使ったかわいらしいオブジェ!「スギコダマ」という名前で、ころんとした形が愛らしく、すべすべの感触はいつまでも触っていたい気持ちになります。

 スギコダマは、杉をナイフで丁寧に削っていきながら、有馬さんが思い描いた形に近づけていきます。いまの形に辿りつくまでには、数年試行錯誤を続けたそうです。表面を磨き上げられたスギコダマは、杉の木目や香りを楽しむことができ、まさにありのままの杉の魅力がギュッと詰まっています。目で、鼻で、そして触って楽しめるオブジェですよ。