大分トリニータの取材に関わり始めて早10年。ここ数年、個人的な疑問がずっと解消されないままでいました。
「なぜ大分トリニータはJ1の座に居続けることができるのか」
限られた予算の中でとびっきりのスター選手がいるわけでもなく登録選手数にいたってはJ1で2番目に少ない28人。(2008シーズン開幕時点)J1に居続けるにはマジックではなく、確固たる理由があるはずという確信に近い感覚が沸いてきました。しかしこれといって糸口となるものがあるわけではありませんでした。

いろいろと調べていくうちに行き着いたのがチームの強化部長・原靖氏の存在でした。どのチームにもいる強化部長。しかし彼はそのほかの強化部長とは持っている雰囲気が少し異なっていました。ましてや元高校の教師という異色の経歴。実は彼とはここ数年来の知り合いでしたが、具体的にどういった仕事をしているのかを目にすることがありませんでした。チーム強化といえば、中枢に関わる仕事。なかなか表には出しにくい部分ばかりです。クラブ側との交渉の末、1年間チームの舞台裏を追い続ける許可をもらいチームの戦いとともに、取材を継続してきました。
私自身、当初どうやってJ1に残留するのかというテーマで番組を構成しようとしていましたが、そのチームがナビスコカップで優勝。初のタイトルを手にしました。そこには、間違いなく快進撃を支える理由が数多くありました。選手の獲得交渉や緊急移籍… 数々のドラマが待っていたのです。そして、取材の積み重ねがひとつ実を結ぶことになりました。
原靖強化部長を縦糸にチームの戦いぶりを横糸につむがれたドキュメンタリー番組の放送が決定しました。
テレビ朝日系列
「テレメンタリー2008」で放送される「地方クラブの逆襲 〜大分トリニータもうひとつの戦い」。12月8日前後に系列各局で放送されます。(
大分では12月5日深夜1時15分)
きっと、なぜ大分トリニータが戦い続けることができるのかという疑問に答えられるものになったのではないかと思っています。5日の深夜、快進撃の理由を皆さんに知ってもらい、翌12月6日午後2時30分からはリーグ最終戦・大分トリニータVS名古屋グランパスの試合を実況生中継でお伝えします。この2つの番組をご覧頂いて、2008年トリニータ快進撃のフィナーレを迎えましょう。